• ホーム
  • 猫にもヘルペスがある?どんな症状がでるの?

猫にもヘルペスがある?どんな症状がでるの?

2020年06月03日

ヘルペスと呼ばれる感染症にかかるのは、人間だけではありません。身近な生物でいえば、猫もヘルペスになります。猫に感染するのは猫ヘルペスと言い、猫ヘルペスウイルスを病原とします。ここで疑問になるのは人間と猫の間で起きるヘルペスウイルスの伝染と感染についてですが、猫ヘルペスウイルスはネコ科の中で伝染するものであり、人間がそれによりヘルペスを発症することはありません。そのため、逆に人間のヘルペスウイルスが猫にうつることもありません。

しかし、ウイルスは細菌よりも進化発展のあるものですので、うつらないにしても対策や注意は必要不可欠であると言えます。また、前述した通りネコ科に伝染・感染しますので、猫ヘルペスに感染・発症しているネコ科動物と他のネコ科動物を接触させないようにしてください。特に子猫など子供は感受性が高いため、感染すると症状が重篤化する可能性が高いとされます。この場合、肺炎やウイルス結晶を引き起こしたケースがあります。

胎児感染というのはありませんが、子が生まれた後に親猫が感染・発症していると、母親から子への接触あるいは母乳から感染します。場合によっては出産前に流産が起きたこともあり、母体の猫ヘルペスが重篤だと胎児の成長に問題が生じる恐れがあります。新生児は移行抗体によって守られますが、抗体量が少ないと免疫力が少なく末梢するリスクが高くなります。親が発症していなくてもウイルスを保有している場合、妊娠や出産がストレスとなってヘルペスが再発することもあります。

また、免疫力の低下がみられる個体・罹患中の個体・高齢の個体も注意が必要で、発症したような状態にあるもの(感受性が高い状態にあるもの)が猫ヘルペスにかかると、抵抗力が更に低下して別の感染症にもかかりやすくなります。ヘルペスもそうですが、他の感染症にも命にかかわる可能性があるものが多くあるため、感受性の高低を問わず気をつけてください。既に発症している場合は、適切な対処と対策に意識を向けましょう。

猫ヘルペスの一般的な症状は、発熱・沈鬱・食欲低下・鼻水など鼻腔の分泌物増加・結膜の充血です。稀に、涎の増加や咳が見られます。別の細菌やウイルスによる二次感染が起きた時はおおかた鼻腔系のものになるため、分泌物が膿性になる場合が多いとされます。重篤化すると、口腔や皮膚の潰瘍・皮膚炎・神経症状・角膜の浮腫・血管新生・炎症細胞の浸潤などが起きます。

感染後は、症状が治っても人間同様に神経節に潜伏し続けます。そのため、ストレスや副腎皮質ホルモンなどの影響で再発する恐れがあります。症状が引いたから良いのではなく、その後の予防としての対策も重要です。