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性器ヘルペスが口に移ることはあるの?

2020年07月08日

性器ヘルペスは、口唇ヘルペスと同様に単純ヘルペスウイルス1型・2型を病原としています。そのため、性器ヘルペスが口にうつることは十分にあり得ます。また、逆に口唇ヘルペスが性器に移ることも同様の確率で起こり得ます。

性器ヘルペスから口にうつる経路は性器ヘルペスに感染した性器に触れること、あるいは患部となる性器に触れた部位で口を触ることです。性的接触時は伝染率が高く完璧に防止することが難しいため、自身や相手が性器ヘルペスになっていないかは認識すべきと言えます。片方が性器ヘルペスを発症している時は、精液や唾液などの分泌物が粘膜に触れるような性的接触は避けましょう。

また性器ヘルペスになっている時は、その性器に触れたりトイレで用を足した後などには必ず手を洗浄してください。ちょっと洗うのではなく、しっかり洗うように心がけましょう。他人に伝染しないようにというのもありますが、自身に起きるヘルペスの拡大防止や症状軽減のためでもあります。

ヘルペスの症状は不快感があるものですので、自身で治癒や対策の意識を持つことは回復と再発防止にとって重要なことになります。食事の前に手を洗うというルールを設けている幼稚園や小学校などもありますが、そのように食事の前に手をしっかり洗浄することは感染症予防に繋がります。外から帰ってきたら手洗いうがいをする、というのもそうです。昔から言われる基本的な対策法だけでもちゃんとしましょう。

ちなみに、性器ヘルペスがうつったことで発症する口唇ヘルペスの症状と、口唇ヘルペスが単発で発声した場合の症状には特別な違いが見られません。そのため、性器ヘルペスからうつったことによる口唇ヘルペスなのか否かが分からないケースもあるようです。感染経路が何であれ性器ヘルペスも口唇ヘルペスも同じウイルスを病原としているので、症状に違いはありません。感染経路の特定には、記憶を辿ることしかありません。

性的接触の記憶が無いのに口唇ヘルペスが出た場合は、家庭内の共同物あるいは社会にある公共物の中で感染したと考えられるため、感染経路の特定が難しくなります。感染経路がパートナーとの性的接触である場合は、片方が感染・発症しているという感染経路の特定をした上での互いの理解と意識が必要になりますが、経路の特定が不可能な場合は感染経路探しに思考を巡らすよりも治療と対策の方に意識を向けるようにしたほうが賢明でしょう。