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口唇ヘルペスに感染したら何科を受診すればいいの?病院での治療方法は?

2019年10月31日
考えている男性

口唇ヘルペスになった時は、主に皮膚科で診てもらいます。口といった部位にできることから歯医者などの口腔関連の科に診てもらおうとする方もいるようですが、口唇ヘルペスは口唇(唇の意味)が付く通り、口と言うよりも唇の部位にできるものです。唇は皮膚の一部ですので、専門および担当は皮膚科となります。

口唇ヘルペスではなく性器ヘルペスになった場合は、皮膚科以外でも診てくれます。男性が性器ヘルペスになった時は泌尿器科、女性が性器ヘルペスになった場合は婦人科でも診察と治療を行えます。性器ヘルペスは部位的な問題もあるため、その辺りに専門的な知識と経験を持つ泌尿器科や婦人科を利用した方が良いでしょう。

続いて、病院での治療法についてご紹介します。口唇ヘルペスでも性器ヘルペスでも、治療には抗ヘルペス薬と呼ばれる薬剤を使用します。抗ヘルペス薬には塗り薬タイプと飲み薬タイプがあり、症状の具合や部位の事情などを考慮して選択することになります。症状があまりにも重症である場合は、入院して点滴注射を行うこともあります。

一般的には飲み薬を処方されることが多く、その理由は潜伏しているウイルスによるものであるためです。つまり、内部に留まるヘルペスウイルスには、内側から働きかける治療の方が有効と考えられています。内的に作用する飲み薬は体内で増殖しているヘルペスウイルスの活発化を抑制し、表面に出る症状を早めに引かせることができるということです。

違和感や痛みなど前兆を感じた時に、早めに受診することで治ります。また、痛みが強い場合には鎮痛剤を使うこともあります。しかし、帯状疱疹による神経痛の場合は抗ヘルペス薬の効果がでません。なぜなら、帯状疱疹の神経痛はヘルペスウイルスが神経破壊を起こした結果に起きるものであるためです。

帯状疱疹神経症が出ている時には既にウイルスの活発化が鎮静している時なので、ヘルペスウイルスを減らす作用を持つ抗ヘルペス薬を投与しても意味がありません。神経破壊による痛みなので、抗ヘルペス系の薬剤以外での対処が必要になります。抗ヘルペス薬を投与しても違和感や痛みが消えない場合は、ヘルペスウイルスの増殖がかなり進行した後に帯状疱疹神経症になっていると考えましょう。

破壊された神経は治療困難であり、再生には長期間がかかります。そのため、ヘルペスになった時には、発症・治癒後に帯状疱疹神経症として痛みや違和感が残らないよう早めの受診と治療をすべきだと言われています。